精神科医は医者じゃないです[白衣を着た売人です]

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治験 請負

治験の事を目にしましたので、私の知っている範囲で、治験の現実を知ってみましょう。

中枢神経刺激薬の治験は
めちゃくちゃ儲かるんですよ。

一度とると、基本的に長期間とり続けることになり、なかなか離れられませんから...

治験請負業者というものが実は世の中にあります。
CRCや、SMOそういった名前で検索すると
わかります。盛り上がっている感じ。見えますか?

もしかしたらこのブログチェックしている方も、その業界の方かも知れませんね。

結構な成金産業であったりします。
多額のマネーがうごめく業界で、金のにおいをかぎつける荒くれものにはうってつけの商売でしょう。

彼らはどういう仕事をするかというと

これは、知っている医療事務をやっている人からの情報。
普通の診療所に対して、患者を治験に参加させてくれたら、一人頭、50万円支払ってくれるという話を先生に持ちかけるんですよね。

だから、診療所の所長先生はついついのってしまう。
診療所がつぶれるよりいいでしょうし、やはりビジネスですから診療所も大きくしたくなるでしょう。
そして、業者から渡された薬物(効果があるとされている)を患者に投与して診察の経過をレポートするだけ。

もちろん危険があればすぐにやめさせますが、
精神科の薬は依存度は高く、危険度は見えにくいというのは、よく知られている話。
健康を害しているようで、何も考えられなくなっている風になっていて、一日20時間睡眠する感じで、起きても、少し廃人に近くなったようになっていれば、

「薬によって病気が治癒した方向に向かっている」
どんな医師でも、そういう報告書を書くことでしょう。

悪い結果をだしたら、業者から次の仕事が回ってこないわけですから、先生もよい結果を出したいです。極力客観的に見ながらも主観はどうしても入るでしょう。

だって、金が絡んでいるのです。


私も医療業界の端っこ(医療コンピュータ系)で仕事しているので、不況だし、仕事、なかなかないし、SMO業界の求人もそこで見せていただきました。その方のお話。

治験コーディネータの社長といえば、けっこう成り上がり系の一発当てたいような人がなるらしいです。外資製薬会社で経験を積んだ人が独立するというわけですね。


大手製薬会社からがっぽり金をもらい、その取り分の一部を、医師にまわして、治験データを収集する。その仲介営業に入るわけです。製薬会社担当者とのパイプ。そして、有名医師や、診療所医師との強いパイプ。それが治験請負会社の社長や営業の手腕です。

いい結果をだすために情報を収集した業者でも治験データの都合のよい選別は行われるでしょう。都合の悪いデータは製薬会社に提出しないわけです。
都合のいいデータを提出できる業者のほうが、製薬会社に受けがいいので当たり前でしょう。


そして巨額の金が動き、製薬会社は都合のいいデータ、薬がよっぽど効果があると思わせられるデータだけを収集することができます。
自分の手は直接汚さずにね。

簡単に言うと、これがビッグマネーを動かせる彼らのやり方。

治験で都合よいデータを出すために投資した多額の金の元金は、薬物販売金額を患者から吸い上げれば一瞬で元をとれますよ。なにせ麻薬ですよ。取ったら抜けられない人が多数いるような薬物ですよ。
患者から直接お金をいただかなくても、保健が7割もカバーしてくれます。
患者が一人いるだけで一生、有る程度の保険料が転がり込んできます。
悪化させて、薬をだせば出すだけ、さらに儲かり、もっと患者を悪化させることができます。

患者の健康が犠牲になることが金のなる木に変えられているわけです。
苦しんでいるのは患者ばかり。
目の前にいる医師は、親身になってくれているかもしれませんが、その裏で製薬会社は信じられないくらいに甘い汁を、患者の健康からすすり取っている。

誰も知らないうちに金が転がり込んでくる。
それが製薬会社のやり方です。




「SMO会社の社長さんは一発屋サン的な豪気な方が多い業界ですよ。」
なるほどね。患者が苦しんでも金儲け出来ればいいや。
トラブルがあってももみ消せばいいや。
非合法の職業にはよくそういう人がいるものですが、それを合法でやれるのですから、全く、ありがたい話でしょう。


治験コーディネーター。この不況の中でも、どんどん求人しています。

実態は、法に触れないだけで、本当の実態は、麻薬販売の販売ルートを合法化する産業の一つのルートになる可能性のある仕事です。


事実を知ると責任はとらなければいけません。

金が儲かるからといって、治験に手を染めるのは正しいことですか?

もし、その中にいて不正が行われているかどうか知っている方は、告発しましょう。

また、不正が行われないようにしっかりと。本当にしっかりと、正しいルール作りをしていってください。

その仕組み自体を作り出した製薬会社の腐敗っぷりは、一人一人では止める事はできないかもしれません。ですが、一人でも眉をひそめたり、しなければもっと暴走するのですから、一人一人が気がつき、ちょっとしたことから始めましょう。

DVDをみたり、この事実を他の人に伝えたりしてください。
DVDの上映会をしてもらいたいなら、時間がとれたら喜んで伺いますよ。


それが世の中を変える第一歩になるかもしれません。
事実を知って不正に抗議し戦いましょう。





こんな記事もあります

みんながどういう記事を書いているか見てみよう!

韓国内製薬業界、タミフル後発品の治験実施
http://blogs.yahoo.co.jp/x_men_go_go/21132188.html
2009/9/9(水) 午前 11:03
国内製薬業界、タミフル後発品の治験実施へ 【ソウル9日聯合ニュース】国内製薬業界が、新型インフルエンザ治療薬「タミフル」後発品(複製薬)の開発に本格的に着手した。  食品医薬品安全庁が9日に明らかにしたところによると ...

●治験のあり方を考える(6)日本の治験の促進方法(3)
http://blogs.yahoo.co.jp/atsuhiko_tsukada/745381.html
2008/1/1(火) 午後 5:03
... 「マスコミによる治験のイメージ」以上のことを製薬業界はやっていませんよ、と宣伝しているようなものだからだ。そして、それは残念ながら事実だ。 もし、マスコミによる治験のネガティブなイメージが治験の促進に本当に影響していると思うなら ...

「新薬は高く、古い薬は安く」 製薬業界が薬価制度案
http://blogs.yahoo.co.jp/bone_marrow_bank/13101698.html
2007/6/17(日) 午後 9:04
<「新薬は高く、古い薬は安く」 製薬業界が薬価制度案> 朝日新聞 2007年6月13日 新薬メーカーを中心につくる日本製薬工業協会が、厚生労働省に新しい薬価制度を提案したことが ... 審査の厳格化から臨床試験(治験)費用が増える一方、副作用への懸念などから ...

「新薬は高く、古い薬は安く」 製薬業界が薬価制度案
http://blogs.yahoo.co.jp/weekendsunday7/33423800.html
2007/6/13(水) 午後 11:46
... 審査の厳格化から臨床試験(治験)費用が増える一方、副作用への懸念などから商品化の確率は低下している。このため、製薬大手を中心に、数少ない新薬で確実に投資を回収したいという思惑がある。  製薬協会長の青木初夫・アステラス製薬共同会長は ...

製薬業界のブロガー
http://blogs.yahoo.co.jp/st_gc0704/15769292.html
2005/11/3(木) 午前 3:41
って、あまりいないのね~。 『治験』とか『製薬』とか『臨床開発』 で検索しましたが、断然少ない~。 製薬関係は、ほとんどがMRさんでした。 やはり、治験業界の人は忙しすぎるのだわ。 だから、ブログやる暇がないのよね。 きっとそうに違いない・・・。